富士F1が開催された週の月曜日、Hondaのウェルカムプラザ青山で開かれたHRF1ファンミーティングに参加してきました。


バトン、中本さん、和田さん、カメラマンのけんさわさんが登場して、かなり盛り上がりました。


バトンには黄色い声援が飛んでいて、実際ぼくもバトンカッコいい・・・と思ってしまった。


へたなアイドルより全然イケている。


また、中本さん、和田さんのスタッフの言葉が聞けてよかった。


とっても参考になる。


ただ、一つ気になったのが、中本さんが言っていた、


Never give up


という言葉。


これって、苦境に立たされている時にしか使わないんじゃ・・・。


今の現状が表れてるなー、なんか思ったりして。


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いやー、スタートすごかった。


第1コーナーの立ち上がりでアロンソがあそこまであからさまにハミルトンをブロックするとは。


ハミルトンもハミルトンでアウトからうまく加速してオールージュで並びかけるとは。


ふたりの意地のぶつかり合い。


すごい…。




あと、なんといってもベルギーGPが戻ってきてよかったです。


モンツァもそうだけど、美しいよねこのコース。


自然とうまく一体化してて。


チャレンジングなコーナーもたくさんあるし。


でも、オールージュは全開で行けてしまうらしい。


いまのマシンはオーバーシャシー傾向(エンジンパワーよりマシングリップが勝ること)があるのかな。


それも時代か。


でも、今までの高速コーナーが直線みたいになるってことは、


今までの中速コーナーは高速コーナーに、


今までの低速コーナーは中速コーナーになるんだろうか。


ハンガリーのシケインあとのクネクネセクションとか、レイアウトは同じなのに、


かなりスピードが出るようになったって言うし。


走るマシンによって、サーキットもいろんな性格を見せてくれるんだなぁ。

レース内容についてです。


このレース、かなり面白かった!


ハミルトンのオーバーテイクを見れたし(テレビは映してくれてなかったけど)、


バトンが8位入賞するし。


そして、なんといっても一番レースを面白くさせたのはピット戦略の違い。


1ストップしか勝機のなかったフェラーリ。


2ストップで飛ばしたマクラーレン。


今年のタイヤルールの賜物でしょう。


なんで戦略が違うと面白いのか。


ちょっと考えてみますか。




簡単のためにレース周回数は10周とします。


そして、フェラーリとマクラーレンが争っています。


コース上でのオーバーテイクは難しい状況です。



①戦略が2チームとも2ストップの場合(PはPITを表します)


周回数  | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |

Ferrari | * | * | P | * | * | * | P | * | * | * |

McLaren | * | * | * | P | * | * | * | P | * | * |


上の表はフェラーリが3周と7周目に、マクラーレンが4周と8周目にピットインしたことを表しています。


この場合、視聴者がいわゆるドキドキするのは(順位が入れ替わるチャンスがあるのは)、3-4周の間とと7-8周の間の2回のみです。


他の間はいわゆるF1レースのパレードを見ているだけ。



①戦略が2チームで分かれた場合(PはPITを表します)


周回数  | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |

Ferrari | * | * | * | * | * | P | * | * | * | * |

McLaren | * | * | * | P | * | * | * | P | * | * |


今回のイタリアGPのような状況です。


この場合、レースの順位が最終的に決まるのは8周目です。


つまり、8周目にどっちが前に出るかと、視聴者はその間ずっとドキドキしていられるのです。


この間、2チームのレースペースを比べてみたり、いろいろな楽しみも増えてきます。




とまぁ、そんな理由で今回のGPはとっても面白かったです。

日曜日


いよいよ決勝レースである。


日曜日は前日、前々日とは違う方法でサーキットに向かった。


ミラノ中央駅から日曜限定の無料電車が出るからだ。


が、しかし、このミラノ中央駅、でかすぎて一体何番線からでるのかさっぱり分からなかった。



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ミラノ中央駅


と、そんな時、日本人4人組を発見。


一人で旅をしていると、人見知りの僕もなぜか積極的になる。


トヨタのチームシャツを着ている人。


スーパーアグリのリュックをしょった人。


あきらかにモンツァに行く人だな・・・。


で、声をかけてみた。


すると、やっぱり電車を探しているところだった。


その後無事、電車に乗ってサーキットまで一緒に行くことになった。


どうやら4人は2組の夫婦で、ツアーで参加しているようだった。


その4人とは電車でいろいろな話をし、サーキットで別れた。


彼らはグランドスタンドのチケット。


僕は自由席。


すこしうらやましかった。




さて、決勝は最終コーナー、パラボリカで観ようと決めていた。


カンガルーTVの電波も入るし、うまくいけばレース後のコース乱入ができるかもしれない。


適当に場所を見つけて、座った。


しかし、一つ不安なことがあった。


一人ゆえに席をはずすととられてしまうかも!


トイレ行けないじゃん・・・。


が、その心配も杞憂に終わった。


なんと、隣に日本人の方がいた!


僕が日本語のガイドブックを読んでいると声をかけてくださった!


あぁ、神様ありがとうヽ(゜▽、゜)ノ


どうやらそのT家族はイタリア在住で、いろいろ面白い話を聞かせてくれた。


おかげで、一人だったら退屈であったろう待ち時間もあっという間に過ぎた。


ほんと感謝です。




そしていよいよレース。


やっぱり、スタート進行が始まっていく緊張感はたまらない。


ドキドキしてくる。




やがて、フォーメーションラップ~スタート。


レースが始まると目の前をカッとんで行くF1マシンをただひたすら見ていた。


カッコよすぎる。。。


写真もいっぱい撮った。



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ホンダ

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フェラーリ

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マクラーレン


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スーパーアグリ


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マクラーレン

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スパイカー

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ウィリアムズ

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BMW



レースが終わった。


そして、コース乱入。


つい数分前まではここでレースが行われていたと考えるとすごい。



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メインストレートまで行くとお世話になったT家族とお別れ。


僕はその後、レズモというコーナーまで行かなくてはならなかったため、


またコースを歩く。



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レズモまで行く理由は、そのコーナーの近くに駅があって、


そこで電車に乗るため。


でも、めっちゃ混んでた。




ミラノに着くと、今日こそはパスタを食べようと思ってレストランを探した。


が、どこも休み。


どうやらイタリアは日曜日は基本どの店も休みらしい。


でも、結局ミラノの町を歩いている途中にレストランを見つけて無事パスタを食べれた。




月曜日


この日は今まで観光をしていなかったので、色んなところにいってみた。


でも飛行機が15:00なので観光は午前中だけ。


それでも行けるところには行った。



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ドゥオモ


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スフォルツェスコ城

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王家の紋章。クルマ好きの人はこのマーク見覚えあるはず。

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がッレリア

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ミラノ・マルペンサ空港にフェラーリが置いてあった。



さて、長かった旅もおしまい。


学生最後の夏休み、本当にいい思い出ができてよかった。


土曜日


この日も前日と同じようにサーキットへ行った。


前日にコース下見を十分すぎるほどやったので、


スムーズに観戦予定であったコーナーへたどり着いた。


午前中はフリー走行3回目が行われる。


カルバグランデという第1シケイン後の右コーナーで観戦。


このコーナーはめっちゃ迫力があってオススメです!


なんてったってマシンが5メートルくらいの近距離で見れて、


マシンの音がやばかった!


ちなみに↓のようにカンガルーTVというサーキットで貸し出されている

小型テレビを見てたらいろいろな人に声かけられた。



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カンガルーTV



その中にティフォシ中のティフォシというようなイタリア人のおっさん集団が来ていろいろ質問された。


値段いくら?とか。


ちょっと怖かったけど、最終的に仲良くなって一緒に写真を撮ったりした。


ちなみにその後、その集団と2,3回サーキットですれ違って、その度にCIAOと声をかけられた!


(広いサーキットではかなりの確率)



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午後の予選はパラボリカ手前のバックストレートで観戦。


ここでも持っていたカンガルーTVに人が群がってきた。


いずれも親子で観戦している家族だった。


フェラーリが遅くて険しい顔をしているお父さん。


カンガルーTVに興味津々の子ども。


言葉は分かんなかったけど(イタリア語だからね)一緒に観戦できてうれしかった。


琢磨がQ1で脱落したとき、僕が着ていたHONDAシャツのロゴを指差して、


「残念だねー」


と言われた。


イタリア語だったから本当はなんていってたのか知らないけど、


そんな感じだった。


予選が終わると「グラッツェ!」と言われてサヨナラをした。



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予選はマクラーレンの1,2。


マクラーレンに暖かい拍手を送っている人もいれば、


怒りまくってコースに木の枝を投げようとしていた人もいた。


とにかくF1に夢中。


これがイタリアなのか、と思った。




また、この日はGP2の第1レースも行われた。


パラボリカで観戦したけど、目の前で大クラッシュが起きてまじでびびった。


コースに横になって止まっている車に時速200キロでTボーンクラッシュ。


当たる瞬間、これはヤバイぞ!と思ったが意外にドライバーは無事。


よかったよかった。




GP2が終わって帰ろうと歩いていると、関係者入り口からルカ・モンテゼモーロを発見!


フィアット会長(だっけ?)だけあってガードがすごかった。


あと、GP2のパドックでレースを終えたばかりの中嶋一貴君も発見。


声かけようと思ったけど遠かったからやめた。




次は日曜日決勝です。

今回のイタリアGP、観に行ってきました!


というわけで、レポートはかなり長くなってしまいます。




木曜日


イタリアへは木曜日に成田発のアリタリア航空、ミラノ直行便で行きました。



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前日に37.5度の熱を出す&大型台風9号が接近中ということで、いろいろ心配だったけどなんとか出発。


約12時間のフライトの後ミラノ・マルペンサ空港に到着。


そのままマルペンサエキスプレスでミラノ市内へ。



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マルペンサエキスプレス



ミラノ市内到着後、地下鉄の乗り方が分からなかったけど、心優しいイタリア人女性が教えてくれて無事ホテルへ。


ホテルといっても6人部屋のドミトリー。


あんまり綺麗じゃなくて、結構怖かったけどグランプリウィークということで他に宿がなく、あきらめる。


10時くらいまでルームメイトとトランプとかして遊び就寝。




金曜日


朝6時に出発。


ポルタガリバルディという駅に行きそこからイタリア鉄道でモンツァ駅へ。



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イタリア鉄道



モンツァ駅からは無料バスが出ていて、サーキットまで行ける。


だがイタリアのバスの運転手、かなり飛ばす。


60キロくらいでてるんじゃないだろうか・・・。



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モンツァ公園内



サーキットに着くといってもそこから歩く。


しかも観戦チケットを引き換えるためにチケットセンターをさがす。


が、誰に聞いても違う方向を指差し、なかなか見つからず。


結局最後は自分で考えるのが一番早いと判断。


無事発見。


でもかなり疲れた・・・。




チケットセンターからはタクシーでサーキットゲートまで送ってくれる。



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タクシー



いよいよモンツァに来たのだ。



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まず、フリー走行回目は1回目はグランドスタンドで観戦。


席に座ると、「やっと来れた。ここまで長かったなぁ・・・」


とちょっと感傷的になった。


そしていよいよ走行開始。


F1を観に来るとそうだけど、いつもこの瞬間はドキドキする。


グランドスタンドは屋根があって、そこにエンジン音が反響する。



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F1の後はGP2のプラクティス。


第1シケインで観る。


かなりコースアウトするマシンもあった。



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中嶋一貴のマシン



プラクティスが終わるといろいろコースを探検してみた。


公園内にあるコースだから自然が多くて、本当に綺麗である。


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途中でいろんなチームのトランポを見つけた。


ホンダだけじゃなく、マクラーレン、トヨタ、ルノーなどのトランポがあった。



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適当に売店でお昼を買って、ロッジアのシケインに向かう。


午後のFP2はここで観戦。


ここも結構はみだすマシンが多かった。



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FP2の後もコースを探検してみた。


レズモに行き、そのままアスカリシケインまで歩く。



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何度も言うが本当にこのコースは美しい。


いつか走ってみたい。


コースを歩いているうちにGP2の予選が始まったので、


アスカリシケインのスタンドで観戦。



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途中、60年代まで使われていた旧コースのバンクを発見。



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土曜日レポは次回書きます。

F1を見ているとつくづく、1年ははやいと思う。


僕が初めてフルシーズンF1を見だしたのは92年だから、


それからもう13年も見続けてしまっている。


たまにニコニコ動画で昔の動画を見ると、ほんとうに懐かしい。


で、動画を見て気付くことが必ずある。


それは、、、




車間距離が短い!




そう、昔のF1は接近戦が多いのだ。


言い換えれば、今のF1はオーバーテイクがない。


なさすぎる!


たまにあるけど。


ほとんどない!




つまり、トルコGPを見ても、結局ピット作戦。


つまり、走る前から(ほぼ)勝者が決まっている。


つまり、グリッドを決める予選が決勝のようなもの。


つまり、金曜にどれだけクルマを仕上げられるか。


決戦は金曜日なのである。




いま、オーバーテイク推進委員会がいろいろがんばっているらしいが


ほんとに頑張って欲しいと思う。




しょせん物理学科の学生である僕に言わせてもらえば、


キーワードは、空力的グリップの低減、


だと思う。


これについては、いつか書こう。


今日は今宮純 F1クロストーク・ミーティングに行ってきました。


めっちゃ面白かった。


3時間弱、今宮さんがしゃべるんですが(もちろんF1のことについて)


ほんとに、至福のひとときでした。


今宮さん、僕の高校の先輩だしね。


意外と(?)シブかったし。


んで、内容は、


ハミルトンを中心にマクラーレン、フェラーリのこと、ジャパンパワーのこと、富士スピードウェイのことなどなど。


面白かったー。


なかでも、ハミルトンとアロンソのドライビングの違い、マクラーレンとフェラーリのホイールベースの違い、Hondaの現状の問題点などはとっても参考になりました。


ただ残念なのが抽選で何も当たらなかったこと。


結構景品あったんですけどね。。。


ま、途中の軽食タイムで、バイキングをいいことに食べまくったからいいかー。

レースが終わって2週間ほど経ちますが、レビューです。


続けることが大事だからね・・・。


今回のレースはやっぱりなんと言っても予選でしょう。


アロンソがピットアウトせず、ハミルトンがアタックできなかったという例のやつ。


当初はアロンソが故意にそのような行動をとったとみなされてましたが、


どうやらそれもまた違うそうです。


僕なんか放送見てて、今までアロンソそんなに嫌いじゃなかったんですけど、


かなり嫌いになりかけましたからね。


でも、元々の原因はハミルトンがチームオーダーを無視したことによるそう。


そのチームオーダーもはたから見ればたいしたことのないものなんですが、


(ロン・デニスにとっては重要なことだけれども…)


なんで、ハミルトンがその指示を無視したのかは不明です。


(ちなみにそのオーダーとは、Q3でアロンソを前に行かせてバーンアウトをしろというもの)


とにかく、アロンソvsハミルトンの戦いが結構シリアスになってきています。


決勝は…、


途中で寝てしまいました。


今シーズン初です、寝たの。


csの放送がね…。


csの実況・解説陣の理想は、


スタジオ解説 西岡さんor長坂さん、森脇さんor小倉さん

現地解説 川井ちゃん、今宮さん


です。


これだったら絶対寝ない自信がある。

とりあえず、今回のレース、長かった…。


csの放送だと、夜9時にレースがスタートして、終わったのが11時過ぎ(途中赤旗中断)。


しかも、その後の地上波も見たから、結局昨日は9時から1時半までずっとF1見てたことになる…。


そしてレース。


荒れすぎです。


でも面白かったー!!


赤旗中断っていつ以来だろう。


98年スパ以来?


よく分かりませんが…。


にしても、最後のアロンソとマッサのバトル、すごかったです。


レース後、ケンカしてたしね。


ドライバーの個性がでて面白かったけど。




さて、久しぶりに地上波見たんだけど、やっぱりCSに比べると物足りないなぁ。


csの解説陣はさすがです!


あとは、ノートパソコン買ってタイミングモニターを見れるようにすれば完璧なんだけど…